2010年6月20日日曜日

池上彰の学べるニュース

常々、テレビはニュースを伝えるには伝えられる情報量が少ない、と感じてきた。

実際、
  • ニュースに割り当てられる時間は各局ともせいぜい朝、昼、夜、深夜にそれぞれ2時間程度、合計で8時間程度である。しかしどの時間帯でもほぼ同じ内容を放映している。
  • テレビ局は多数あるが、どの局も同じ内容を放映する。
...ということを考慮すると、1ニュース当たり5分程度として、最大でも120分÷5=24本程度しか伝えることができない。しかも、それぞれは断片的で、過去のニュースと関連付けて放映されることは少ない。

まとまった時間で体系的にニュースを伝える番組はあるにはあった。しかし、クローズアップ現代などをみてもそうだが、その時点で話題になっているテーマを一つだけ、といった風情。
テレビでは構造的に体系的に学ぶ番組は放映できないのかと諦めていたのだが、「池上彰の学べるニュース」はそれを実現した。
池上さんのNHKで培ったキャラクターにもよるのだろうが、感情的な意見や特定の意見に偏らないように配慮されており、抵抗感を持たずに見ることができる点が一番の良いところだろうと思う。
(もしかすると、池上さんの意見と私の意見が重なることが多いだけで、偏っていない訳では無いのかもしれないけれども。)

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