2010年6月20日日曜日

細野豪志幹事長代理の反省 in ワシントン

民主党内部からは一様にそう見えていたのか。それとも実際には本流、傍流、対抗グループそれぞれに見え方が違うのか。
民主党の細野豪志幹事長代理は18日、ワシントンで講演し、米軍普天間飛行場移設問題への政府対応について「鳩山政権下では、政治的なコントロール・タワー(司令塔)がどこにあるのか不明確だった。経験豊富な官僚を使いこなすこともできなかった」と述べた。
そのうえで、「菅首相、仙谷官房長官、枝野幹事長にはしっかりとした信頼関係がある。体制ができればこの問題はおそらく解決できる」と述べ、政府・与党が協力して普天間問題に取り組む考えを強調した。

何となく、菅直人内閣が鳩山内閣とは違うという事を言いたいがために、あんまり考えずに言い放っているようにも感じる。

私は、内閣と民主党の二つが別の政策を唱える状態となったのが問題だと思うので、前半は同意。結局、党内の意見を調整し擦り合わせ る仕組みが無いまま与党になってしまったのかと。

また鳩山首相はビジョン先行型の人のようだから、現実的な補正を行う補佐が居ないと立ちゆかないだろうが、それも居なかった。


更に、民主党の他の代議士は、内閣・幹事長の何れに対しても他人事・触らぬ神に祟りなしといった風情で、政治家というよりはルーチンワーカーにしか見えなかった。

で、以上の3点をまとめると、厳しい物言いになるけれども以下のような感想。

(1)民主党の意思決定システムが不完全(喧嘩をまとめることができない)
(2)民主党の人事能力が低い 又は、人材が無い。(首相を助けられる人が居ない)
(3)民主党に代議士に値する人が少ない。(選挙にしか興味がない?)

参考:
  • 読売新聞「「普天間、司令塔不明確で失敗」民主・細野氏」(リンク
  • finalventの日記(2010-06-20)(リンク

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