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2010年3月28日日曜日

毒物混入餃子事件の容疑者が捕まる

一報を聞いて、もう2年も経過したのかと感じたのだが、中国で犯人らしき者が拘束された人のこと。本当かどうかはまだ分からない、という気がする。

容疑者:
  • 河北省出身の呂月庭容疑者。35歳。(読売新聞報道では36歳)
  • 河北省石家荘市の「天洋食品」の元臨時工員。呂容疑者は食堂の管理人をしていた。
  • 取り調べに対して容疑を認めている。
    • 長期間、臨時工をしていても正社員になれないことが不満だったと供述。
    • 他の職員との間にトラブルがあったとも供述。
    • 2007年夏に有機燐系殺虫剤「メタミドホス」を餃子工場内で盗んだ。
    • 餃子への混入は、冷凍保存庫で注射器を用いて3回にわたって注入した。
      (尚、工場側は一貫して「メタミドホスは工場内にはない」と否定していた)
  • 捜査当局は多数の目撃証言も得たとしている。
    • 犯行に使われたとみられる注射器が2本ほど下水道に捨てられていたのが見つかる。
    • 注射器には事件で検出された有機燐系殺虫剤メタミドホスが付着。
  • 現在は、刑事勾留(けいじこうりゅう)の段階。このあとは、逮捕された後、起訴の手続きへと進むことになる。【刑事勾留:捜査機関が検察の承認を得て行う勾留措置】

経緯:
  • 2007年6月3日、10月1日、10月20日、後に毒物が混入される餃子が製造される。
  • 2008年1月 中国の天洋食品製の冷凍餃子に毒物(メタミドホス)が混入され、これを食べた千葉県・兵庫県の10人が中毒症状を訴える。
  • 2008年6月中旬、中国で天洋食品製の餃子を食べた4人が中毒症状を訴える。 
  • 2010年3月26日夜、中国政府から日本政府に対し、 製造元の臨時工員だった中国人の男を捜査当局が拘束した、との通告があった。
  • 2010年3月26日、新華社通信が容疑者拘束を伝える。 
  • 2010年3月27日、各方面が談話を発表。
    • 鳩山由紀夫首相:「中国側関係者の努力を評価し、更なる真相究明を期待する。引き続き中国側との間で意思疎通を密にし、相互に協力していく。本件が早期に解決し、日中関係が更に発展する事を期待する」
    • 岡田克也外務大臣:「中国当局の大変な努力の結果、ここまで漕ぎ着けて頂いた」
    • 日本の外務省:外務報道官が談話を発表。「我が国政府は一貫して事件の真相究明を重視しており、中国側の警察を含む関係者の努力に敬意を表したい。これを機に、更なる真相究明が進むことを期待している」「引き続き、中国側との間で意思疎通を行い、情報提供を求めていきたい」 
  • 2010年3月26日深夜~27日未明、現地メディアが当局から報道・取材規制の通達を受ける。(読 売新聞:関係筋の話として掲載)
    • 通達対象:中国河北省石家荘市の地元メディア。
    • 通達内容は、独自取材の禁止、国営新華社通信の配信記事だけを使う事の2点。
中国の捜査状況:
  • 中国の警察当局は発生当初から、天洋食品が雇っていた約850人の臨時工に焦点を絞って捜査を実施。
  • 全従業員に30万元(日本円で約400万円相当)という異例の高額報奨金を掛けて情報提供を呼びかけた。
  • 捜査の結果、頻繁な賃金カットやリストラで、多くの臨時工が労働条件に不満を持っていたことが分かったとのこと。
  • 臨時工の労働条件:
    • 勤務時間:10数時間/日
    • 月給:800元(約1万円)前後
    関連記事:
    • 朝日新聞「冷凍ギョーザ事件 中国当局、35歳の元臨時工員を拘束」(リンク
    • 朝日新聞「メタミドホス、工場内で入手し3回注入 中国公安省会見」 (リンク
    • 朝日新聞「ギョーザ事件容疑者拘束 外務省「中国側の努力に敬意」(リンク
    • 朝日新聞「ギョーザ事件進展 首相「中国側関係者の努力を評価」(リンク

    2009年12月13日日曜日

    島根県女子大生殺人事件(4)

    2009年12月13日、島根県・広島県の両県警の合同捜査本部は、1カ月以上にわたった遺体・遺留品の捜索を打ち切った。他県警を含め延べ約5500人の捜査員が投入されたとのこと。
    毎日新聞

    2009年12月6日日曜日

    島根県女子大生殺人事件(3)


    2009年11月30日、島根県の山中で被害者の女子大生のものと思われる靴が発見された。

    発見場所は、国道9号バイパスの側道脇の側溝の中。つま先を下にして見つかった。
    女性の住んでいた学生寮から800m(道なり)離れた場所。自宅~アルバイト間の帰宅路から50m入った場所。

    この靴がどうしてこの時期にこの場所で見つかったのかについては、見解が分かれている。
    • 最初からあったが見逃していた説:
      10月28日~11月4日の間少なくとも3回以上付近を捜索したが見つからなかった。
    • 犯人が捜査機関を挑発するたえに置いた説:
    • 操作撹乱説:
    参考:
    • 2009年12月6日、朝日新聞「女子大生の靴、何語る 連れ去り時落下?捜査の撹乱? 」(リンク
    過去の投稿:
    • 島根県女子大生殺人事件(2) (リンク
    • 島根県女子大生殺人事件(リンク

    2009年12月5日土曜日

    押尾学氏に麻薬引渡しの容疑で逮捕状

    2009年12月4日、警視庁捜査1課は麻薬取締法違反容疑(合成麻薬MDMAを死亡した女性に渡した容疑)で、元俳優押尾学氏(31)の逮捕状を請求した。逮捕状は、押尾学、マネージャの男、MDMAを渡したと思われる知人の男の3名に対して出ている。
    12月5日現在、身柄は確保できていない模様。

    追記:
    押尾学氏とそのマネージャについては所在を把握しているが、知人男性の所在が不明との事。

    捜査1課は女性の死亡についても保護責任者遺棄容疑(意識を失った女性をそのまま放置した容疑)で捜査している模様。

    ネット上の憶測:
    こればかりは今のところ単なる憶測としか言いようがないが。(リンク

    • 保釈後、薬物を使用してしまったため「薬抜き」をしているのではないか。
    • 大物議員(首相経験者と派閥幹部)の息子2名と、現場マンションに関わる人物の息子が事件に関係している。

    2009年12月2日水曜日

    鳩山首相の政治資金問題(1)

    鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」を舞台に発覚した偽装献金問題について、東京地検特捜部が鳩山氏本人からの事情聴取を見送る方向であることが、毎日新聞の検察幹部への取材で判明したとの事。(毎日新聞

    実態:
    • 実母の提供資金30億円 (2004年~2008年)鳩山家の資産管理会社「六幸商会」から6億円/年ずつ引き出し
      • 鳩山氏に提供:9億円。このうち約1億円が友政懇の政治資金収支報告書に虚偽記載
      • 残りの21億円の使途は、公益法人への寄付など。(全貌は分からん)

    • 政治資金収支報告書の虚偽記載額:総額3億数千万円
      • 実母から提供:約1億円
      • 鳩山氏本人から提供:2億数千万円

    何故事情聴取を見送るのか:
    • 会計実務担当だった元公設第1秘書が任意の事情聴取に「自分の判断で政治資金収支報告書に虚偽記載した」と供述したため。
    • 政治運営へ影響が出ないように配慮したため?
      (この様な忖度をするので、「強気を助け弱きを挫く」と言われるのだと思うが)
     今後の見通し:
    • 東京地検特捜部は、鳩山氏側に詳しい事情をまとめた上申書の提出を求める
    • 政治資金規制法違反での起訴は見送りになりそう。
    • 政治資金の提供ではなく贈与とみなす。これにより贈与税がかかるが支払っていないため修正申告を行う。(罰則的な追徴課税はなし?)
    罰則運用:
    一般的な罰則運用であれば、どちらのケースでもだいぶ厳しい罰則となるはずだが、今の司法機関には荷が重い印象を受ける。
    • 政治資金規制法違反の場合:
      • 第一秘書>政治資金収支報告書の虚偽記載:5年以下の禁固または100万円以下の罰金
      • 鳩山首相>代表者の監督責任:会計責任者の選任及び監督について相当の注意を怠ると50万円以下の罰金(選任と監督の両方に違反がないと成立しない、らしい)
    • 脱税の場合:
      • 修正申告を行ったうえで、最大で贈与額の50%を課税

    鳩山語録:
    • 2009年11月4日、衆議院予算委員会で「会計責任者に対する監督、選任にそれなりの責めは感じている」と発言。
    • 実母からの資金提供は借入金であると発言。

    2009年11月30日月曜日

    内外タイムスが自己破産

    自己破産を申請。負債総額26億7700万円とのこと。(帝国データバンク
    今年8月に、「実質オーナー」の男性がアトピー用と銘打った抗生物質入りの化粧品を販売して逮捕されていたが。

    2009年11月14日土曜日

    島根県女子大生殺人事件 (2)


    島根県で発生した女子大生がバラバラ遺体で発見された事件について。
    私は読んでいないが、ミステリー小説の模倣犯ではないかとの推測も出ている。

    これ、島田荘司の「龍臥亭事件」にそっくりな話があったぞ…
    しかも遺体の遺棄場所が「臥竜山」って…
    小説の模倣犯なんじゃ…

    関連投稿:
    • 島根県女子大生殺人事件(リンク

    米国の男児気球騒動の顛末

    どうやら、先月10月に米国で起こった気球騒動は注目を得たいがための狂言だったという事らしい。
    本ニュースでは、母親が日本人であり、重罪確定の場合に日本に強制送還される可能性がある事から、司法取引に応じる方向と伝えられた。

    毎日新聞
    • 母親への重罪回避のため、父母は司法取引に応じる方針。
    • 母親は、虚偽の報告を行った軽犯罪の有罪を認める答弁を実施予定。
    • 父親は、公務員を操ろうとした重罪で有罪を認める答弁を実施予定。

    2009年11月10日火曜日

    結婚詐欺犯と連続不審死

    鳥取の事件とは別の事件だったのね。混同していた。

    概要:
    • 埼玉県警に結婚詐欺容疑で逮捕された東京都豊島区の女性(34)の知人男性が相次いで不審死した。
    • 女性については何故か匿名報道。 「木嶋佳苗」さんと言うらしい。(リンク(2009.11.11追記)
    • 2009年10月29日、2008年から女性が通っていた診療所の医師が毎日新聞の取材に対し「今年1月から7月ごろまで月1回ほど睡眠薬を処方していた」と証言。

    被害者:
    • 2009年5月15日午後1時頃、女性が「介護ヘルパー」として自宅に出入りしていた千葉県野田市の無職、安藤建三さん(当時80歳)が火災で燃えた自宅から遺体で発見された。体内から睡眠導入剤の成分が検出された。火災当日、女性が男性のキャッシュカードを使って預金を引き出したことが確認されている。
    • 2009年8月6日午前7時半頃、東京都千代田区の会社員大出嘉之さん(当時41歳)が、埼玉県富士見市針ケ谷2の月決め駐車場内に止められたレンタカー内で一酸化炭素中毒死。車内に七輪があり、練炭の燃えかすがあった。男性の体内から睡眠導入剤の成分が検出された。
    • 女性が逮捕直前まで同居していた千葉県の男性(46)の自宅から、火災報知機7個すべてがなくなっていた。
    • 長野県と静岡県の男性から計約320万円を騙し取った。(2009年9月25日、30日に詐欺容疑で逮捕)
    • 長野県と埼玉県の男性から計約210万円を騙し取ろうとした。(2009年10月21日に詐欺未遂容疑で再逮捕)

    2009年11月8日日曜日

    島根女子大生殺人事件



    鳥取に続いて隣県の島根県でも猟奇的な印象の事件が続く。
    これもざっくり整理してみた。

    被害者(想定):

    • 平岡都(ひらおかみやこ)さん。19歳。
    • 香川県坂出市出身。
    • 高松市の同県立高松商業高を2009年春卒業。
    • 島根県立大総合政策学部に入学。
    • 島根県浜田市原井町の学生寮で一人暮らし。アルバイト先からは徒歩で2km程度。周囲は山林が続き街灯は少ない。
    • アルバイトは2009年5月頃から始め10月28日には辞める予定。

    事件の経緯:

    • 2009年10月26日15時頃、大学から女子寮に戻る。16時半頃からショッピングセンター内にあるアルバ イト先のアイスクリーム店に出勤。21時過ぎに退店してから行方不明に。(退店時の姿は防犯カメラに記録されている)
    • 2009年10月27日17時半頃、家族が携帯電話にメールや電話をしたが通じない。
    • 2009年10月28日、香川県坂出市の平岡さんの母親が「連絡がつかない」と捜索願を提出。
    • 2009年11月6日13時45分頃、広島県北広島町東八幡原の臥龍山(標高1223m)山頂付近で、キノコ狩りをしていた男性が女性の頭部を発見。落ち葉の上に何もくるまれていない状態。広島・島根両県警は、頭部を切断して放置されていた事から死体遺棄・損壊容疑事件として捜査を開始。
    • 2009年11月8日、どうやら胴体部も見つかった模様。(追記)
    • 2009年11月10日、左足首発見。(朝日新聞(追記)
    遺体の状況:

    • 発見部位:見つかったのは女性の頭部で髪は黒く長かった。
    • 発見場所:頭部は、臥龍山山頂付近に通じる道路の車両転回場の約10メートル崖下。広島、島根県境付近の山間部で、周辺にはスキー場が点在。周囲に大きな集落はなく、人気(ひとけ)の無い場所
    • 平岡さんが最後に目撃された 島根県浜田市の中心部から直線距離で約25キロ南。
    参考情報:
    • 不明の女子大生?広島の山中に女性の切断頭(読売新聞
    • 島根女子大生不明:広島の山中で女性頭部、平岡さんか(毎日新聞

    鳥取連続不審死事件

    報道も落ち着いてきたのと、今まであんまり興味は無かったのだが、意外に継続して世間の話題として取り挙げられているのでメモ。

    犯人かもしれない女性:
    • 上田美由紀容疑者(35歳@2009年11月2日現在)(記事

    被害者かもしれない人達:(物故者)
    • 男性(当時41歳):
      • 読売新聞鳥取支局の記者。
      • 2004年5月13日、鳥取市内で列車に引かれ死亡。鳥取県警は当時、自殺と判断。
      • 当時、男性は女性と交際しており、死亡した現場には女との関係をつづった遺書らしき文書(ノート)があったという。男性の知人は「あのころ、男性は『お金がかかる』とこぼし、取材先などにもお金を無心していた」と話している。 (朝日新聞
      • 遺書らしき文書(ノート)にはこの男性が両親や会社の上司、知人らから、1000万円を超える借金をしている事をうかがわせる記述もあった。
    • 男性(当時27歳):
      • 鳥取市行徳の男性会社員(整備員)。
      • 2005年頃、女性が会社員宅の近所に引っ越してきた後、女の自宅で同居を始める。
      • 当時、女性には交際中の男性がいた。この男性は女の子供の世話をさせられたり、同居分の家賃を支払うよう求められたり、因縁をつけられてフライパンで殴られることもあったり、という状況。(毎日新聞
      • 2007年8月18日、鳥取市福部町湯山の砂丘海水浴場沖で貝を取っていた際に溺れ、27日に死亡。
    • 男性:
      • 警察官。
      • 2008年2月、警察署内で首をつった状態で死亡。→2009年11月7日、鳥取県警が、発見場所を「警察署内」から「山中」に訂正(朝日新聞)(※1)
      • 当時、女との交際に悩んでいたとの情報があった。
    • 田口和美さん(当時58歳):
      • 無職。
      • 2009年10月27日、アパートで死亡。
      • 急死する前月、女らと会食後、車を運転し追突事故を起こした。田口さんは近所の人に「意識が朦朧となった」と話していた。
      • 田口さん、丸山さん、矢部さんからは同じ睡眠導入剤が検出された。
    • 円山秀樹さん(当時57歳):
      • 電気工事業。
      • 2009年10月7日、鳥取市の摩尼川で死亡。変死体で発見される。
      • 電化製品の代金未払いでトラブルとなっていた。
    • 矢部和実さん(当時47歳):
      • トラック運転手。 
      • 2009年4月11日、日本海で死亡。水死体で発見される。
    被害者かもしれない人々:(存命)
    • 女の知人男性(26):
      • 数年前に体調を崩した際に、風邪薬と言われて女に渡されたを飲んだ途端、意識を失い、病院に搬送された。この男性は女が睡眠導入剤を持ち歩いているのを見ており、「今考えれば、その薬だったのかもしれない」と話す
    • 女と交際していた鳥取市内の男性(66):
      • 知り合って間もない2005年12月頃、女と一緒に食事をした際、日本酒を飲むと記憶がとぎれた。気が付くと、女と見知らぬ男にアパートの自室まで運ばれていたという。「酒に何かを混ぜられたのか」と振り返る。
    参考情報というかネタ元:
    • Bith of Bluce 「上田美由紀さんによる鳥取連続婚殺友愛疑惑 犠牲者は読売敏腕記者・現職警察官まで拡大」(リンク


    (※1) 発見当時、山には雪が積もっており、警察官が首をつった状態で見つかった場所まで、この警察官のものとみられる足跡しかなかったことから「自殺」と判断し、との発表。よく分からない理由だ。

    2009年11月2日月曜日

    押尾さん執行猶予5年

    2009年11月2日、懲役1年6月、執行猶予5年の判決。
    罪状:押尾被告がMDMAを1回使用。
    女性の様態急変を放置し死亡させた、のではないかと推測されている点は罪状に含まれていない。

    参考情報:
    • MSN産経「【押尾学 判決】「相当長期間にわたって見守る必要ある」と猶予5年 判決要旨」(リンク