2010年7月6日火曜日

ゆうパックの遅配問題

印象としては、赤字の早期解消を優先させたが故の、統合準備不足。
官僚出身の社長のマネジメント能力(又は危機感の希薄さ)と、つい結びつけて考えたくなるのだが、さてどのような帰結となるか。
亀井郵政担当大事の話を聞きたい。



影響の程度:
  • 宅配便の遅配(1~2日程度の遅れ)
  • 影響のあった荷物の個数:32万個 (2010年7月5日現在)
  • 郵便事業会社発表では集配拠点で発生。しかし、支店でも発生している模様。

経緯:
  • 2008年、郵便事業会社と日本通運が共同出資で「JPエクスプレス(JPEX)」を設立し、日通がペリカン便を先行移管
  • 2009年10月にゆうパックもJPEXに移管されるはずだったが、総務省がゆうパック移管後の郵便事業会社の収益を懸念し認可を見送る
  • 2010年4月、集配拠点の作業手順の検討を始める。
  • 2010年6月中旬~下旬、ゆうパックとペリカン便の統合に伴う業務マニュアルが現場の一部に届く。
  • 2010年7月1日、ゆうパックがペリカン便を吸収する形で事業統合を完了。統合までの間、JPEXは50~60億円/月の赤字となっていた。
  • 2010年7月2日、拠点での混乱が明白となったが「土日の対応で正常化できる」(鍋倉社長)と判断。
  • 2010年7月3日の辞典で、郵便事業会社は、遅配の全容が把握できていないことを理由にして、遅配について発生していることも含めて公表せず。
原因:
  • 「統合の準備不足」説
    • 郵便事業会社の東京都内の支店に勤める男性社員が、ペリカン便と統合後のゆうパックの作業手順を書いた140ページにわたるマニュアルを受け取ったのは統合直前の6月半ばだった。「訓練も1回だけ。わずか2週間で習得するのは無理。押し切った経営陣が現場に責任を転嫁するのはおかしい」(毎日新聞
    • 「荷物の受領書などを発行する支店内の新システムは、7月1日の新サービス開始まで動かず、触れることもなかった」
    • 「経営側の準備不足と甘い見通しによる見切り発車」(都内の支店に勤める社員)
  • 「現場の不慣れ」説
    • 2010年7月4日、鍋倉真一社長は会見で「いろんな研修や予行演習は行ったが、やや不慣れの人間が多かった」。

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